第35回 全日本少年サッカー選手権大会
2011/5/8 みどりが丘 第3グラウンド
常磐野 サッカー団 |
2 | 1 | 前半 | 1 | 4 | 京都J-マルカFC ジュニア |
1 | 後半 | 3 | ||||
しゅんや(PK) ようすけ |
天候 | 気温 | ピッチ状態 | 試合時間 |
雨のち晴 | 17℃ |
普通 |
30分(15分ハーフ) |
総評
第35回 全日本少年サッカー選手権大会
2011/5/8 みどりが丘 第3グラウンド
常磐野 サッカー団 |
2 | 1 | 前半 | 1 | 4 | 京都J-マルカFC ジュニア |
1 | 後半 | 3 | ||||
しゅんや(PK) ようすけ |
天候 | 気温 | ピッチ状態 | 試合時間 |
雨のち晴 | 17℃ |
普通 |
30分(15分ハーフ) |
U-12の新チームとして初めての公式戦は、昨年のU-11関西大会と同じくJ-マルカとの対戦である。前回、格上ともいえるJ-マルカ相手に闘志あふれるプレーで1-1と善戦したものの、PK戦の末の悔しい敗戦であった。そういう意味でも、今日のこの一戦にかける彼らの思いは強いものであったはずである。
5月とは思えない暑さのなか、気持ちを高めてウォーミングアップを始めて間もなく雷雨に見舞われる。ピッチで行われていた試合も中断、一時待避することとなり、予定より1時間以上遅れてのキックオフ。一度冷えた体と気持ちをどこまで上げてゲームに入れるかが心配された。
試合は立ち上がりからJ-マルカに攻め込まれるシーンが続いた。常磐野の動きは固く、ボールがうまくつながらない。相手の厳しいプレスに、中盤で簡単にボールを奪われて押し込まれる。序盤は、積極的にシュートを放つ相手の攻撃を、2バックのふんばりとGKのファインセーブでどうにかしのぎ続けたが、7分、中盤のミスからボールを奪われ先制を許す。しかしその直後、積極的に攻め込んだシュンヤが相手ゴール前で倒されPKを獲得。これを自ら落ち着いて決めて同点に追いつく。ベンチ、サポーターも一気にヒートアップし、チームに「いけるぞ!」というムードが広がる。選手たちも落ち着きを取り戻し、何度か攻め込むものの決定的なチャンスのないまま、執拗な相手の攻撃を耐えきり同点で後半へ望みをつないだ。
まわりを見てしっかりとボールつなぎ、チャンスがあればどんどん仕掛けようと後半に挑む。しかし、開始早々パスミスからの失点でリードを許してしまう。前半よりもボールはつながり出したものの、決定機がつくれないまま、後半8分に追加点を許し2点差となるが、この悪いムードを跳ね返すように、シュウが左サイドから持ち込み、フリーでパスを受けたヨウスケが確実にゴールへ押し込み1点差に。
まだいけるというムードでのリスタート直後、またもや安易なパスミスからの失点を許してしまい、この後挽回できないままタイムアップ。
GWを通してトレーニングしてきた成果として、相手との距離を取り、ボールをしっかりつなぐサッカーができたものの、基本的な技術や体力でまだまだ課題の残った試合となった。試合前にテーマとして掲げた全力プレーができたか、大きな声が出せたか……。彼らにとっては、自分たちの力不足を痛感する結果となっただろう。今日の結果を真摯に受け止め、このあと彼らがどのようにサッカーと向き合い、どれだけ成長していってくれるか。これからの1年間を楽しみに追いかけていきたいものだ。
(文・写真 ほりうち)
雷注意報発令で一時待避。 雨がやむまではひとまずリラックス
気持ちを切り替え再度ウォーミングアップ。 さっきまでの大雨がウソのような青空。
いつものように円陣で気持ちをそろえて。 OBのお母さん方も応援に。試合に花(?)をそえてくれた。
序盤は攻め込まれるシーンが続く。 シュートの連続もGKのファインセーブでゴールを死守。
集中を切らさず守るDF陣。 ゴール前でのハードマーク。
落ち着いた守備でインターセプト。 バイタルエリアではどんどんシュートを放つ相手FW
落ち着いたカバーリングで攻撃の芽をつむDF。 一瞬の隙を突かれて危ういこともたびたび
FWは相手のハードマークでボールを運べない。同点でハーフタイムのコーチングにも熱が入る
監督の言葉に手中する選手。 後半は中盤でもボールがよく回りはじめた
しっかり守ってカウンター攻撃も。 厳しいマークを必死でこらえる
ドリブルで仕掛ける。 サイドを使った攻撃もではじめる
奪われたボールを2人で取り返しに。 フリーでパスを受けこのままシュート
ナイスアシストにハイタッチ。 ようやくFWにもよくパスがつながるように
中盤での激しい競り合い。 ドリブルでボールを運びながらパスコースを探す
最後まであきらめない攻撃陣。 ミドルから積極的にシュートを放つ